目 次  ごあいさつ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  お知らせ  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2  センターイベント情報  ・・・・・・・・・・・・・・・ 2  みんなの広場 ・・・・・・・・・・・・・・・6  センター製作雑誌  ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8  ラビット通信  ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9   新刊図書案内      特集コーナー   4月13日から、大阪・関西万博が始まりました ・・・ 10 身近なサイエンス ・・・ 11    月曜から金曜まで ・・・・・・・・ 12  推しはいますか ・・・・・・・・ 13 読書で旅気分 ・・・・・・・・・・・・・ 14    点字図書 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 16    録音図書 ・・・・・・・・・・・・・・・ 17 ごあいさつ  広島県立視覚障害者情報センター   所長 橘高則行  新年度、桜の満開で迎えましたが早くも5月のGWです。季節感が薄れ掛けてはいますが、自然の恵みに触れて季節を肌で味わっているところです。皆さん、いつも情報センターをご利用していただきありがとうございます。今年度も利用者の皆さんの声に耳を傾け、各種情報の提供に努めて参ります。  改正障害者差別解消法の施行から1年が経過しました。民間事業者にも障害者に対する合理的配慮が義務化されましたが、身の回りで何か変化を感じられるようになりましたでしょうか?  さて、今年のNHK大河ドラマ「べらぼう」は、江戸のメディア王として活躍した「蔦屋重三郎」を描いたドラマです。本の制作に生涯を賭け、人々に本を通じて楽しみを伝えた彼はどのような生涯を送ったのでしょうか?  重三郎は、江戸時代1750年に生まれ、20代で日本橋に本屋を開業。「みんなに読書を楽しんでもらいたい」との思いで本を出版しましたが、「脚気」により48才の若さで亡くなりました。  重三郎が最初に出版した本は『一目千本』。これは千本の花を見渡せるという意味で、本には百合や菊、桔梗に牡丹、水仙などが描かれていました。まるで生け花のお手本をまとめたカタログのようですが、それぞれの花の側には、花の名前のほかに人名が記されています。それは吉原に実在する花魁の名前でした。実はこの『一目千本』はただ花を描いた本ではなく、吉原で人気の花魁たちを花に見立てて紹介する、粋な趣向の本だったのです。  重三郎は浮世絵や洒落本など娯楽の本を中心に出版していて、喜多川歌麿や東洲斎写楽といった絵師の本も出版しました。彼らを一躍有名にしたのは重三郎だと言われています。ドラマでの彼は、絵師や戯作者の才能を巧みに操り、次々と流行を生み出す人として描かれています。人とひととの出会いを大切にし、世の中の為、人の為に、自分を捨てても夢に向かって突っ走る姿には共感させられます。  蔦屋と言えば書店のTSUTAYAが思い浮かびます。よく地元のTSUTAYAを利用していましたが、時代の流れでしょうか、昨年閉店して府中市には本屋が無くなり、本を楽しむには電子ブックや図書館利用になってしまいました。  情報センターでも図書や情報を充実させ、読みたい本を届けられるように努力して参ります。リクエストやご意見等がありましたらご遠慮なくお寄せください。また、引き続き各種イベントの開催を通じての情報提供にも努めてまいります。皆さんのご利用を職員一同お待ちしています。 お知らせ ●5・6月の休館日・図書整理日 休館日・図書整理日は、電話対応、貸出等はお休みをいただきます。皆様のご理解ご協力をよろしくお願いします。 休館日  毎週土曜日、5月4日(日)、5月5日(月)、5月6日(火) 図書整理日  6月1日(日)、6月30日(月) ●雑誌「昭和50年男」原本休刊のお知らせ 株式会社ヘリテージ発行の雑誌「昭和50年男」が令和7年3月号(令和7年2月10日発売)を最終号として、休刊となりました。それに伴い、当館製作のテキストデイジー版も製作を休止いたします。ご利用、ありがとうございました。 センターイベント情報 5月・6月に開催するセンター主催のイベントをご案内します。参加をご希望の方は、必ずお申し込みをお願いします。みなさんの参加をお待ちしています。パンフルート教室(バンブス)・はりねずみ合奏団の皆さんも活動中です。 【申込み期間】5月8日(木)〜定員に達し次第締め切ります。 お早目にお申し込みください。 【申込み・問い合わせ】 広島県立視覚障害者情報センター 【電話】 082−229−7878(留守番電話でのお申込みはご遠慮ください) ●行事に参加される方へのお願い 物価高騰により材料費が上がったため、参加費を値上げすることになりました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 @ 申し込みが定員に達した場合はキャンセル待ちとなります。 ※「パン教室」「発酵教室」「フラワーアレンジメント」「iPhone困りごと相談会」は、人数が多い場合は抽選になります。 5月14日(水)までにお申し込みください。抽選の結果は、5月15日(木)に、当選された方にのみご連絡いたします。 A 会場の記載がないイベントにつきましては、センターで行います。 B 体調不良の方は参加をご遠慮ください。欠席の場合は、必ずセンターにご連絡ください。 C センターの活動の周知・促進のために、職員がイベントの様子を撮影することがあります。また、撮影した写真・映像はSNSに掲載する場合があります。あらかじめご了承ください。 皆様のご理解ご協力をよろしくお願いします。 ●楽しいピラティスレッスン♪心も身体もすっきりしましょう! 肩がこる、腰が痛い、下腹ぽっこり、猫背・・・ そんな不調の改善を期待できるのがピラティス!効果を感じてハマる人が続出中! 運動が苦手な方にもおすすめです。ピラティスで体も心もすっきりしましょう。 ※ ピラティスとヨガは似ているようで、全く別物です。ピラティスはケガをした方のリハビリテーションから始まったエクササイズです。 日時:5月15日(木)、6月19日(木)     いずれも14:00〜15:30 インストラクター:ワンズフィットネス 樫木和波先生 定員:15名 参加費:無料 持ち物:飲み物、タオル、五本指ソックスがおススメです ●レッツエンジョイ!フラダンス! フラダンスは年齢や経験を問わず誰でもチャレンジしやすい踊りです。初心者の方や、子どもから年配の方まで多くの人が踊ることができます。 みんな笑顔なので自分も癒されます!みんなが幸福感で満たされるような踊りは、他にはなかなかありません。 まずは教室をのぞいてみませんか? 日時:5月20日(火)、6月17日(火)     いずれも13:30〜15:00 インストラクター:山肩由美子先生 定員:15名 参加費:無料 持ち物:飲み物、タオル ●パンフルート「チーム バンブス」サロン開催のお知らせ 毎月2回、日曜日に開催しているパンフルート教室の「チームバンブス」がサロンを開きます。広島県内で活動しているパンフルート団体の方と一緒にパンフルートに触れてみませんか?興味がある方、習ってみたい方はもちろん、見学だけでもOKです。おしゃべりしながら楽しくパンフルートの魅力を感じてみませんか? ※パンフルートとは、ギリシャで演奏されている世界で最も古い木管楽器のひとつで、主に竹で作られ、長さの違いと息の吹き方で違う音程を出す楽器です。 日時:5月25日(日) 13:00〜15:00 講師:庄ゆかり先生 参加費:無料 ●きんさいサロン「ゆるる」へのお誘いです。 視覚障害者手帳を持って間もない方やセンターのことがよくわからなかったり、あるいはなんとなく敷居が高く感じておられる方へのお誘いです。 サロンでは「ゆるる応援団」と名のる、自分自身も視覚障害者であるメンバーが皆様をお迎えします。自らが抱える障壁を乗り越えることに毎日を愚直に生きている者たちです。 コーヒーを飲みながら、おしゃべりを楽しんだり、ギターを伴奏に歌ったりしています。2ヶ月に1度、午後のひと時をご一緒に過ごしませんか?                                       ゆるる応援団一同 日時:5月27日(火) 13:00〜15:00 参加費:無料 ●パン教室「プチリブロン」 5月・6月レッスンのお知らせ 【5月レッスンメニュー】 パンレッスンでは、ホシノ丹沢酵母についてご理解頂くために、まず初回レッスンを受講して頂いています。 5月は久しぶりにこの初回レッスンを行います。 シンプルなどんなシーンにも合わせやすい「まるパン」を作ります。 まるパンと言えど、パン作りにおいて丸めはとても大切な工程です。練習していきましょう。 今回の「まるパン」は今までの初回レッスンで行っていたハード系のプチパンとはレシピが異なっています。以前プチパンレッスンを受けた方の参加もお待ちしています。 1リットルタッパーをご持参下さい。 はじめての方は、タッパーはこちらでご準備させて頂きます。エプロン、ハンドタオルをご持参下さい。 【6月レッスンメニュー】 6月は、厚焼きフォカッチャを作ります。 暑くジメジメしてくるこの季節、パンなど作りたくない!という気持ちになり始める頃ですが、驚きの製法でパンを作ります。水分量の多いパン生地の成形、捏ね方は今までのパン作りとは異なる点ばかりで驚かれるかも! ふかふかのフォカッチャの上にトマト、オリーブ、ローズマリーを乗せますよ。お楽しみに。 1リットルタッパーをご持参下さい。 焼き上がったパンのお持ち帰り用に、平たいタッパーがあると便利です。 みなさんのご参加をお待ちしております。 日時:5月28日(水)、5月29日(木)、6月3日(火)、6月12日(木)  いずれも10:00〜12:00(予定) 講師:大津小百合先生 定員:各4名 参加費:800円 持ち物:5月 エプロン、ハンドタオル、1リットルタッパー(初めての方には用意します) 6月 エプロン、ハンドタオル、1リットルタッパー、平たいタッパー(お持ち帰り用) ●フラワーアレンジメント お花に触って心和ますフラワーセラピー!! 大好評の関川先生のフラワーアレンジメント教室。今回のテーマは、父の日です。 植物に触れながら、癒しの時間を楽しみましょう。 日時:6月5日(木)  13:30〜15:30 講師:関川章子先生 定員:10名 参加費:1000円 ※8月フラワーアレンジメント教室についてのお知らせ 8月7日(木)のフラワーアレンジメントでは、4月レッスンで使用した籐のカゴと持ち帰り用の袋を使います。4月に参加された方は、取っておいてくださいね。 参加していない方には、こちらで用意します。 ●発酵のトビラOpen♪ 発酵ワークショップのご案内 発酵食品の魅力をもっと、いろんな人に知ってもらいたい。食の大切さを伝えていきたい!明るく元気な笑顔いっぱい、山田明子先生の発酵教室です。 日時: 6月6日(金) 13:00〜15:00(予定)    万能「やみつきダレ」     何にかけても、漬け込んでも美味しい!     簡単に作れるからリピート間違いなし。     タレのお持ち帰り、お料理の試食つきです。 日時: 6月24日(火) 13:00〜15:00(予定)     自家製「福神漬け」     意外に簡単♪     手作り福神漬けは、たっぷり食べられて美味しい!     作ってお持ち帰り、試食つきです。 講師:山田明子先生 定員:各8名 参加費:1000円 持ち物:エプロン、手拭き、持ち帰り用保冷バッグ ●iPhone困りごと相談会開催のお知らせ iPhoneを使ってみたい、現在使用中だが操作が思うように出来ないなど、iPhoneの困りごと相談会を開催します。インストラクターが1対1でサポートし、個々の困りごとを解消していきます。また、視覚障害者向けのアプリのインストールや操作の仕方もサポートします。 参加後はアンケートにご協力ください。今後のサポートの参考にいたします。 ※ androidは対象外です 日時:6月13日(金)、6月27日(金)  いずれも13:00〜15:00 インストラクター:ICTボランティア ぼるけーのの会 会員  定員:各4名 (iPhoneをお持ちでない方には練習用が1台あります) 参加費:無料 持ち物:iPhone(Apple IDとパスワード)、Googleアカウントがある方はIDとパスワード ●はりねずみ合奏団団員募集中! はりねずみ合奏団では一緒に楽しく演奏したい方を募集中です。 活動は月1回、日曜日です。 人数は約20名で、楽器は鍵盤ハーモニカ、キーボード、鉄琴、大正琴、ドラム、フルートなどさまざまです。 興味のある方、ぜひ一度見学に来てみませんか。 日にちなど、詳しくは電話でお問い合わせください。 みんなの広場 みなさんからお寄せいただいた情報やお知らせをご案内します。 ●白杖歩行安全支援機器「スマートウォーク」体験会 ダイハツ工業株式会社は、視覚障害者向けの歩行支援機器「スマートウォーク」を試作開発中です。この機器はカメラと画像認識技術を搭載した肩掛け式の歩行安全支援機器で、白杖を使って一人で歩く視覚障害者がより安全・安心に移動できるよう、点字ブロックや特定の対象物が正面にあるときに、音声でお知らせします。 実際に体験し、あなたの声を開発に活かしてください。 日時: 5月16日(金)    10:00〜16:00の間でお一人30分程度の予約制    (事前説明→体験→感想ヒアリング) 場所:広島市視覚障害者情報センター     広島市中区富士見町11番27号 広島市保健所等合築施設2階 対象:単独白杖歩行のできる方 協力:ダイハツ工業株式会社 申し込み・問い合わせ:広島市視覚障害者情報センター TEL 082-240-1220(平日9:00〜17:00) ●サピエサポートセンター電話番号・受付時間変更のお知らせ サピエ東京サポートセンターが3月末日をもって業務を終了することを受け、4月よりサピエ事務局内にサポート専用電話を開設します。東京サポートセンターをご利用されていた方は下記の新しい電話番号をご利用ください。 日本ライトハウス情報文化センター内のサポートセンターもご利用いただけますが、電話が集中するとつながりにくくなることがあります。ご了承ください。 専用電話1:サピエ事務局(主に東日本エリアを担当) TEL 06-6131-6236 受付時間:火〜木曜日 10:00〜16:30(祝祭日を除く) ※今後、受付曜日の拡大を予定しています 専用電話2:日本ライトハウス情報文化センター(主に西日本エリアを担当) TEL 06-6441-1171 受付時間:火〜土曜日 10:00〜16:30(祝祭日・休館日を除く) ●「第19回視覚障害者の音楽発表会」 出演者の募集について 私たち、視覚障害者の演奏の場として、日頃の練習の成果を発表していただける方を次のとおり募集します。カラオケのみの出演は不可です。定員を超えた場合、出演をお断りすることもありますので、なるべく早めにお申し込みください。 観覧のご案内につきましては、後日お知らせします。 日時:9月20日(土) 12:00〜16:00(予定) 会場:広島駅南口地下広場 広島市南区松原町9−1 出演資格:視覚に障害がある人、または視覚に障害がある人を1人以上含めたグループなど参加費:無料 募集数:10組(予定) (演奏時間は、1組15分まで) 申し込み締切日:6月30日(月)  主催:広島県網膜色素変性症協会(JRPS広島) 後援:広島市(予定) 広島県立視覚障害者情報センター  申込み・問い合わせ:森信(もりのぶ) TEL 090-4106-0195 E-mail morinobu73@yahoo.co.jp 特記事項 ○会場の都合上、ステージ以外での音出しは、離れた場所を含めて一切できませんのでご注意ください。 ○事前のリハーサルはありません。各ステージ発表前にセッティングを含めて5分程度の時間を設けますので、そこで音調整などお願いします。 ○演奏の合間に「JRPSもうまく募金」の街頭活動を行います。ご承知ください。 ○後日、演奏風景のYouTube配信を検討しています。ご了解の上、お申し込みください。 「センター製作雑誌」のご案内 ●くれえばん  月刊  デイジー(8時間) 内容:グルメ、イベント、観光情報など、呉市のタウン情報誌。 ●すこやかファミリー 月刊  デイジー(2時間) 内容:家族の健康に役立つ情報を掲載しているファミリー向け健康情報誌。 ●大乗 月刊  デイジー(4時間) 内容:対談や、活動紹介、親子で読める童話など、浄土真宗のみ教えを伝える月刊誌。 ●広島アスリートマガジン 月刊  デイジー(5時間) 内容:広島東洋カープとサンフレッチェ広島の情報満載。 ●ひろてんナビ 月刊  点字(1巻)  デイジー(2時間) 内容:新聞記事、情報誌などから気になる話題を幅広くピックアップ。 ●本の雑誌 月刊  デイジー(13時間)  内容:書評とブックガイドを中心に、本や活字に関するありとあらゆる話題を詰め込んだ月刊の本の情報誌。 ●週刊文春WOMAN 季刊  デイジー(13時間) 内容:カルチャー、ライフスタイル、インタビュー、豪華対談等、大人の女性のための雑誌。 視覚障害者の最新IT情報「ラビット通信」 株式会社ラビットの代表取締役・荒川明宏さんのコラムです。毎回、便利で生活を豊かにしてくれる最新情報をご案内! 今回のテーマは「AIによる音声入力」 です。 私は原稿を作成する際、通常はMyWord7を使用しています。その理由は、文字数や行数、漢字の使用などを確認しながら執筆できるからです。 AIと聞くと、iPhoneやGoogleがすぐに思い浮かびますが、Windowsも当然AI技術の開発に力を入れています。その一つが音声入力機能です。追加費用は不要で、設定のみ必要です。そして、MyWordやMyEditでもこの音声入力を使用できます。 まず、文字入力が可能な状態にします。 次に、WindowsキーとHキーを同時に押すと、音声入力開始の合図音が鳴ります。 音声で入力したい内容を話します。 句点は「くてん」、読点は「とうてん」、改行は「かいぎょう」と発声します。 音声入力を終了する際は、再度WindowsキーとHキーを同時に押します。 しかし、ここで問題が発生します。音声入力された内容は画面に自動的に表示され、PC-Talkerが読み上げを開始します。このPC-Talkerの読み上げ音声も音声入力に取り込まれてしまうのです。 そのため、音声入力を開始する前にPC-Talkerの音声を一時停止する必要があります。音声の一時停止はCtrl+Alt+F2キーで切り替えられますが、初期設定では無効になっているため、有効にする必要があります。「音声基本設定」の「ユーザー補助」から設定可能です。 音声認識である以上、認識誤りや誤字は避けられません。GeminiやChatGPTなどのAI校正ツールで文章構成を行うと、ある程度の誤字修正と文章作成の時間短縮が可能です。 ただし、音声入力では滑らかな発音が求められるため、その点が難しいと感じる人もいるでしょう。 株式会社ラビット代表取締役 荒川 明宏 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-7 スカイパレス401 電話 03-5292-5644 FAX 03-5292-5645 メール:eigyo@rabbit-tokyo.co.jp 新刊図書案内 【特集コーナー】 **4月13日から、大阪・関西万博が始まりました** ●地蔵千年、花百年 柴田 翔 著 鳥影社 2017年 他館製作  デイジー(10時間) 内容: どんな人生であれ、生きていれば、いつか折り合える−。大学紛争、大阪万博。数年の異国暮らしから不本意に帰ってきた直行は、日々変転する世の姿を漠然と眺め、時々の成り行きに任せて生きていたが…。半世紀の時空を描く。 ●夢の浮橋 蜂谷 涼 著 文藝春秋 2011 他館製作  点字(4巻)  デイジー(8時間) 内容: 実家の商いを手伝いながら穏やかに暮らしていた出戻りのおはん。ある日眼にした美しい硝子の壺に心奪われ、当代一の硝子師・天満屋磊治のもとに弟子入りする。実家の勘当、兄弟子たちの拒絶、世間の冷たい目――長く孤独な修行を耐え抜き、ついにパリ万博出品の栄光をつかんだ時、おはんを襲う事件とは――。「生きた証を残したい」という炎の欲求と、「女の幸せ」の間で揺れながらも、自分の道をひたすら進む一女性を描ききった力作長篇です。 ●幕府パリで戦う 南條 範夫 著 集英社 2021 他館製作  点字(6巻)  デイジー(10時間) 内容: 慶応3年、遣欧使節の一員としてパリ万博に向かった渋沢栄一。彼は2つの密命を受けていた。近代日本の礎を築いた男の若き日の奮闘を描く長編小説。 ●日本蒙昧前史 磯崎 憲一郎 著 文藝春秋 2020 他館製作  点字(4巻) デイジー(10時間) 内容: 大阪万博、三島由紀夫の自決、五つ子ちゃん誕生、ロッキード事件、グリコ・森永事件…。語り手を自在に換えつつ狂騒と蒙昧の戦後を彩った様々な事件とその陰にある無数の生を描き出す長篇。『文學界』掲載を単行本化。 ●博覧男爵 志川 節子 著 祥伝社 2021 他館製作  点字(6巻) デイジー(12時間) 内容: 信州飯田で生まれ育った田中芳男。幕末の巴里万博で欧米文化の底力を痛感し、町田久成や大久保利通らと挑戦し続け、現代の東京国立博物館や国立科学博物館等の礎を築いていく…。『小説NON』掲載に加筆・訂正して単行本化。 **身近なサイエンス** ●子供の科学 月刊 デイジー(4時間) 内容: 小学校高学年・中学生向けの科学雑誌。身近な現象から最新の研究まで、自然科学についてのやさしい解説のほか、手軽に科学の面白さや物作りの楽しさを体感できる実験・工作の記事が満載で、大人も楽しめる一冊です。 ●日経サイエンス 月刊 デイジー(8時間) 内容: アメリカの科学雑誌「SCIENTIFIC AMERICAN」の日本版です。特集企画や翻訳記事のほか、日本の研究者が執筆・協力した日本版オリジナル記事、日本経済新聞やNatureと連携した国内外の最新科学ニュースをお届けします。 ●声のナショナルジオグラフィック日本版 月刊 デイジー(2時間) 内容: 地球とそこに生きるすべての生き物の営みを、世界の一流写真家が撮るオリジナル写真と、正確で臨場感あふれる記事で紹介しています。日本版は英語版の内容をわかりやすく日本語化すると同時に、日本の読者向けに独自の解説やコラムを加えてお届けしています。 ●知れば知るほど面白い物理の話 小谷 太郎 監修 宝島社 2023 他館製作  デイジー(6時間) 内容: 卵を爆発させない電子レンジはつくれる? 月にジェットコースターをつくったらどうなる? 身近なことから宇宙規模のことまで、空想・夢想が実現する可能性を物理学にもとづいて真剣に追究する。 ●暮しの数学 矢野 健太郎 著 中央公論新社 2020 他館製作  点字(2巻)  デイジー(5時間) 内容: 数学は暮しのあちこちに生きている。日本流と外国流の数の数え方、英語、絵や音楽など、暮しと数学の関係を知れば、世の中の見え方も少し変わるかもしれない。論理的思考法が身に付く12の数学レッスン。 **月曜から金曜まで** ●青い月曜日 開高 健 著 集英社 2018 他館製作  点字(7巻) デイジー(15時間) 内容: 中学1年で父を亡くし、戦後はさまざまな職業に就きながら人生への希望や不安を抱えて過ごしていた。開高健が、自らの過去を見つめ、魂の彷徨や青春に宿るさまざまな陰影を鮮やかに描いた自伝的小説。 ●公園へ行かないか?火曜日に 柴崎 友香 著 新潮社 2018 他館製作  点字(5巻) デイジー(7時間) 内容: 世界各国から作家や詩人たちが集まるIWPに参加した著者が、議論をし、街を歩き、アメリカ大統領選挙を目撃した3か月を描く連作小説集。表題作ほか全11篇を収録する。『新潮』等掲載に書き下ろしを加えて単行本化。 ●水曜日のおじさんたち 鈴井 貴之 ほか 著 KADOKAWA 2020 他館製作  点字(1巻) デイジー(2時間) 内容: TV番組「水曜どうでしょう」幹部3人のおじさんたちが、番組で訪れた懐かしい大分&鹿児島へ! 姫だるま、白熊、西郷像など、番組ゆかりの地をめぐり、温泉につかり、酒を酌み交わしながら、思い出話を語り尽くす。 ●木曜日の子ども 重松 清 著 KADOKAWA 2019 他館製作  点字(6巻) デイジー(11時間) 内容: 再婚した妻の連れ子がひどいいじめにあい転校した先は、7年前、給食への毒物混入で無差別殺人事件が起きた学校だった。やがて静かなニュータウンで次々と怪死事件が起こり…。『野性時代』連載を大幅改稿し書籍化。 ●金曜日の本屋さん 名取 佐和子 著 角川春樹事務所 2016 他館製作  点字(4巻) デイジー(8時間) 内容: 「読みたい本が見つかる本屋」というネット上の噂を目にした大学生の倉井史弥。病床の父に借りた本を失くし、藁にもすがる思いで噂の駅ナカ書店〈金曜堂〉を訪ねた彼を出迎えたのは、明るい笑顔の女店長・南槙乃。倉井は南に一目惚れして…。 **推しはいますか** ●推し飯研究会 秋杜 フユ 著 集英社 2021 他館製作  点字(3巻)  デイジー(6時間) 内容: 一人暮らしなのに料理嫌いの女子大生・佳奈子が、ひょんなことから入った「推し飯研究会」。みんなの推しへの愛を語り、推しにまつわる食べ物を手作りのうえ食し、推しがいかに尊いのかを実感するという不思議な活動で…!? ●オートリバース 高崎 卓馬 著 中央公論新社 2019 他館製作  点字(3巻)  デイジー(5時間) 内容: 僕らの前に現れた16歳の少女、小泉今日子。女神の存在が、うだつの上がらない毎日を一新した−。アイドルの「親衛隊」という居場所で、少年たちが手に入れたもの、そして失ったものとは? 純度100%の青春小説。 ●介護者D 河崎 秋子 著 朝日新聞出版 2022 他館製作  点字(5巻)  デイジー(8時間) 内容: 30歳、契約社員、未婚の琴美は、何となく住んでいる東京から、父の介護のため、札幌へ戻ることを決めた。まだ何者にもなれていない琴美の唯一の救いは「推し」の存在で…。『小説トリッパー』連載を加筆し書籍化。 ●がらんどう 大谷 朝子 著 集英社 2023 他館製作  点字(1巻)  デイジー(2時間) 内容: 誰にも恋愛感情が抱けず、結婚や出産が見えない平井。その隣で、死んだ犬のフィギュアを作る菅沼。アイドルの推し活が繋いだアラフォー女性ふたりが、コロナ禍で共同生活を始め…。『すばる』掲載を単行本化。 ●片想い探偵追掛日菜子 辻堂 ゆめ 著 幻冬舎 2018 他館製作  点字(4巻)  デイジー(9時間) 内容: 追掛日菜子は舞台俳優・力士・総理大臣などを好きになっては、相手の情報を調べ上げ追っかけるストーキング体質。事件に巻き込まれた好きな人を救うため、持ち前のストーキングスキルを駆使して解決の糸口を見つけ出すが…。 **読書で旅気分** ●英語よもやま通信 月刊 デイジー(3時間) 内容: ヤック企画「ひらがなタイムズ」、朝日出版社「CNNイングリッシュエクスプレス」、アルク「イングリッシュジャーナル」、コスモピア「多聴多読マガジン」、雑誌「朝日ウィークリー」、「週刊ST」、「デイリー読売」および単行本数冊より抜粋。 ●Wedge (ウェッジ) 月刊 デイジー(7時間) 内容: 月刊ビジネス・オピニオン誌のWedgeは東海道・山陽新幹線のグリーン車搭載誌でもあり、車内でお読みいただけるよう独自の編集を行っています。月に1回体系的に整理された情報を得ることで、日々の情報に対する感度も飛躍的に磨かれます。 ●トランヴェール 月刊 デイジー(2時間) 内容: トランヴェールはJR東日本が発行する新幹線車内サービス誌です。東日本各地の歴史・文化など地域の魅力や、さまざまな社会課題解決に挑戦するJR東日本グループの取り組みを紹介しています。 ●読んで旅する海外文学 重松 理恵 著 大月書店 2023 他館製作  点字(4巻) デイジー(8時間) 内容: 海外旅行好きであり大学生協職員として多数の本に触れてきた著者の、10年以上にわたる旅行記と、訪れた国にまつわる文芸・エッセイ・レシピ本などを紹介するブックガイドを収録。翻訳家・作家の金原瑞人との対談も掲載。 ●福沢諭吉が見た150年前の世界 ― 『西洋旅案内』初の現代語訳 ― 福沢 諭吉 著 武田 知弘 訳・解説 彩図社 2021 他館製作  点字(3巻) デイジー(7時間) 内容: 西洋式トイレに苦戦する殿様、シャンパンの氷に驚く侍…。福沢諭吉著『西洋旅案内』の現代語訳と解説を通して、武士が驚いた西洋文明を紹介する。 点字図書 【自然科学】 ●こうすれば、夜中に目覚めずぐっすり眠れる 山下 あきこ 著 共栄書房 2022 他館製作  点字(2巻) 内容: また夜中に目が覚めた、今夜も眠れない…。不眠で人生、損していませんか? 不眠のもたらす様々なリスクや、実は逆効果な不眠対策について説明し、ぐっすり眠るための「3つの方法」を紹介します。 【産業】 ●売上を、減らそう。 ― たどりついたのは業績至上主義からの解放 ― 中村 朱美 著 ライツ社 2019 他館製作  点字(3巻) 内容: 社員を犠牲にしてまで“追うべき数字”なんてない―。「営業わずか3時間半」「どんなに売れても100食限定」「飲食店でも残業ゼロ」…。京都の小さな定食屋「佰食屋」の奇跡のビジネスモデルと働き方を紹介する。 【文学】 ●阿茶 村木 嵐 著 幻冬舎 2022 他館製作  点字(5巻) 内容: 美貌も有力な後ろ盾もないけれど、才を買われ、徳川家康の側室となった阿茶。だが、ただ一人の女性を彼女は愛し、最後まで信じた。それは、禁じられた宗教―。阿茶の知られざる真実に迫る歴史小説。 ●もういちど、あなたと食べたい 筒井 ともみ 著 新潮社 2021 他館製作  点字(4巻) 内容: おなかが空くと、いつもあの人を思い出す−。向田邦子、松田優作、樹木希林…。彼らと囲んだ味や匂いは、やがて名脚本家の肉となり血となった。食で辿る自叙伝。『小説新潮』『波』掲載等に書下ろしを加え単行本化。 ●光のとこにいてね 一穂 ミチ 著 文藝春秋 2022 他館製作  点字(6巻) 内容: 古びた団地の片隅で出会ったふたり。ふたりは何もかもが違った。着るものも食べる物も住む世界も―。ひとつの愛に惑うふたりの四半世紀の物語。『別冊文藝春秋』連載を書籍化。 録音図書 【サピエ図書館 デイジー図書ダウンロードランキング】 サピエ図書館で、ダウンロード回数の多かったデイジー図書をご紹介します。ご希望の方には、マルチタイトルセット(CD2枚組)でお届けします。 ●生殖記 朝井 リョウ 著 小学館 2024 他館製作  デイジー(9時間) 内容: 家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店を訪れる。寿命を効率よく消費するために―。「正欲」から3年半ぶりの長篇。『北海道新聞』はじめ各紙に順次掲載されたものを大幅に改稿し単行本化。 ●わたしのeyePhone 三宮 麻由子 著 早川書房 2024 他館製作  デイジー(5時間) 内容: レトルト食品の中身を確認し、郵便物を仕分け、自由に買い物をする…。幼くして光を失った著者が、スマートフォンを相棒に生き生きと暮らす様を綴る。 ●バタン島漂流記 西條 奈加 著 光文社 2024 他館製作  デイジー(15時間) 内容: 時は江戸。船大工を志すものの挫折し、船乗りになった男が乗る船が難破してしまう。だが、それは試練の始まりに過ぎなかった…。海洋歴史冒険小説。 ●イシュタムの手 ― 法医学教授・上杉永久子 ― 小松 亜由美 著 小学館 2024 他館製作  デイジー(9時間) 内容: ある医科大学で法医学教室を指導している女性教授。彼女が着目したある焼死体から、意外な事実が明らかになり…。現役解剖技官が描く法医学ミステリー。 ●痛みが消える魔法の腰痛学 藤井 翔悟 著 PHP研究所 2019 他館製作  デイジー(3時間) 内容: 「筋膜のくっつき」をほぐし、「筋膜の滑りをよくすること」が腰痛改善の鍵。1日たった3分、誰でも自宅でかんたんに、1人でも、家族にもできる「膜ゆる体操」を凄腕理学療法士が伝授する。 ●老いたら好きに生きる 和田 秀樹 著 毎日新聞出版 2023 他館製作  デイジー(5時間) 内容: 食べたいものを食べ、飲みたければお酒も飲む。薬は不調のときだけ飲めばいい―。「80歳の壁」をすんなり超えるための、ちょっとしたコツを具体的に紹介する。『サンデー毎日』連載を書籍化。田原総一朗との対談も収録。 【シネマデイジー文庫】 ●月 出演:宮沢りえ ほか 映画製作:2023年  デイジー(2時間) 内容: 深い森の奥にある重度障害者施設で働くことになった、“書けなくなった”元・有名作家の堂島洋子は、生年月日が一緒の入所者きーちゃんを他人に思えず親身になっていく。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく―。そして、その日はついにやってくる。 ●アールアールアール 出演:NTR.Jr. ほか 映画製作:2021年  デイジー(3時間) 内容: 舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。大義のため英国政府の警察官となるラーマ。熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。彼らが選ぶのは、友情か?使命か? 【総記】 ●名著の話 ― 僕とカフカのひきこもり ― 伊集院 光 著 KADOKAWA 2022 他館製作  デイジー(4時間) 内容: NHK Eテレ「100分de名著」で出会った約100冊から、伊集院光が熟読して心に刺さった3冊を厳選。名著をよく知る3人と再会し、時間無制限で新たに徹底トークを繰り広げる。 ●メディアはなぜ左傾化するのか ― 産経記者受難記 ― 三枝 玄太郎 著 新潮社 2024 他館製作  デイジー(7時間) 内容: 事件記者になりたい一心で産経新聞に入社した著者は、現場での同業者たちに違和感を抱くようになる。なぜ彼らは特定の勢力や団体に甘いのか。左派メディアは、事実よりもイデオロギーを優先していないか。ある時は警察と大喧嘩をし、ある時は誤報に冷や汗をかき、ある時は記者クラブで顰蹙を買い、そしてある時は「産経は右翼」という偏見と闘い……現場を這いずり回った一人の記者の可笑しくも生々しい受難の記録。 【芸術】 ●消えそうで消えないペン 岩田 稔 著 ベースボール・マガジン社 2022 他館製作  デイジー(5時間) 内容: 猛虎一筋16年―。高校時代に発症した1型糖尿病と共に生き、勝てない日々にも前を向いて腕を振り続けた元阪神タイガース投手・岩田稔が、困難に立ち向かう思考と、これからの夢を明かす。 ●90歳、それでもぼくは挑戦する。 三浦 雄一郎 著 三笠書房 2024 他館製作  デイジー(4時間) 内容: 人生はまだまだ面白くなる! 70歳、75歳、80歳で世界最高峰エベレストに3度登頂したプロスキーヤー・冒険家の三浦雄一郎が、人生後半を輝かせるための心と体の整え方、毎日の愉しみ方を語る。 ●見えないスポーツ図鑑 伊藤 亜紗 著 晶文社 2020 他館製作  デイジー(8時間) 内容: おなじみの野球やサッカーから卓球、フェンシングまで、「100円ショップ」があれば競技の楽しさを誰でも体験できる!?  障害者の方々にスポーツの臨場感をどう伝えるか、から始まった研究会は思わぬ方向に転じ、「人力VR」開発に挑むことに……。抱腹絶倒&試行錯誤の「本邦初」、研究ドキュメンタリー。 【文学】 ●方舟を燃やす 角田 光代 著 新潮社 2024 他館製作  デイジー(14時間) 内容: 口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。でも疫病が流行し、今日も戦争は続いている。オカルト、宗教、デマ、噂…。誰もが何かを信じたいこの世界で、信じることの意味を問う長篇小説。『週刊新潮』連載に加筆修正。 ●すべての、白いものたちの ハン・ガン 著 斎藤 真理子 訳 河出書房新社 2018 他館製作  デイジー(2時間) 内容: うぶぎ、ゆき、こめ、ほね…。白い光と体温のある方へ。アジア人女性として初めてノーベル文学賞を受賞した韓国の作家が描く、破壊の記憶と再生への祈り。ワルシャワと朝鮮半島をむすぶ、いのちの物語。 ●襷がけの二人 嶋津 輝 著 文藝春秋 2023 他館製作  デイジー(12時間) 内容: 裕福な家に嫁いだ千代と、女中頭の初衣。戦後すべてを失った千代は住み込みの女中に、視力を失った初衣は三味線の師匠となり…。大正から戦後にかけて、「普通」から逸れてもそれぞれの道を行くふたりの女性を描く。 ●輝山 澤田 瞳子 著 徳間書店 2021 他館製作  デイジー(16時間) 内容: 大森代官・岩田鍬三郎の身辺を探るため石見銀山にやって来た金吾。代官所の中間として働き始めた金吾は、危険と隣り合わせで働く掘子たちと出会い…。学芸通信社の配信により『京都新聞』等に掲載したものに加筆修正し書籍化。 ●真夜中法律事務所 五十嵐 律人 著 講談社 2023 他館製作  デイジー(9時間) 内容: 夜道に立つ幽霊に気づいた検事。そこに案内人の青年が現れ…。真夜中にだけ開かれる法律事務所を舞台に、幽霊が視える検事と弁護士が未解決事件に挑む。 ●今宵はジビエを召し上がれ 三上 康明 著 双葉社 2020 他館製作  デイジー(7時間) 内容: 函館のジビエレストランでバイトすることになった女子大生の陽葵。店のオーナーは、美しい顔に似合わず、自分で食材の狩りまでする料理オタクだが、同時に「謎」にも目がない。二人は店に来た客の謎を解くことに…。 ●三人書房 柳川 一 著 東京創元社 2023 自館製作  デイジー(12時間) 内容: 大正八年東京・本郷区駒込団子坂、平井太郎は弟二人とともに《三人書房》という古書店を開く。二年に満たない、わずかな期間で閉業を余儀なくされたが、店には松井須磨子の遺書らしい手紙をはじめ、奇妙な謎が次々と持ち込まれた──。同時代を生きた、宮沢賢治や宮武外骨、横山大観、高村光太郎たちとの交流と不可解な事件の数々を、若き日の平井太郎=江戸川乱歩の姿を通じて描く。第18回ミステリーズ!新人賞受賞作「三人書房」を含む連作集。  ●あれは閃光、ぼくらの心中 竹宮 ゆゆこ 著 文藝春秋 2022 自館製作  デイジー(12時間) 内容: 音大付属中学に通う嶋幸紀、15歳。ピアノ一筋の人生が暗転し、自転車で冬の夜に家出する。遭遇したのは、夜空にギラギラと輝く25歳のホスト、弥勒。酔っぱらった弥勒に縋り部屋に転がり込むとそこは…。 ●spring 恩田 陸 著 筑摩書房 2024 他館製作  デイジー(12時間) 内容: 少年は8歳でバレエに出会い、15歳で海を渡った。同時代に巡り合う者たち、それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく−。一人の天才をめぐる長編小説。『ちくま』掲載を単行本化。 ●これが生活なのかしらん 小原 晩 著 大和書房 2023 他館製作  デイジー(3時間) 内容: 自分の生活というものを、べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうか−。まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。 ●金融破綻列島 水野 梓 著 幻冬舎 2024 他館製作  デイジー(7時間) 内容: 金融庁に潜り込んだ理由はただ一つ。父の告発を握りつぶした犯人を見つけ出し、必ず復讐する。日本国債の暴落を図る中国の脅威が増す中、支援途上の大田原自工に降って湧いた買収計画―。金融庁職員の彩は買収を目論む中国系企業を探りながら、父の死の真相に迫っていく。 2